そうあれは今から10年前位・・・
2007年〜2008年頃にかけて路上ライブ全盛期みたいな時代がありまして。
かく言う僕もその当時週3位のペースで路上ライブに勤しんでおりました。
当時路上ライブをする場所と言えば
・秋葉原中央通りの歩行者天国
・秋葉原ヨドバシ前ロータリー
・代々木公園
このあたりがメジャーな場所でした。
ジャンル的にはアイドルやダンス系のパフォーマンスユニット中心に
代々木公園ではフルセットのバンドなんかもいた物です。
地下アイドルという言葉が定着してきたのもこの頃ではないでしょうか。
ももクロもこの当時代々木公園で路上ライブを度々行なっていたのはよく知られていると思います。
とにかく土日祝日ともなれば各所に数十組のアーティストが集まり、観客も数百人というレベルで集まるような異常事態が発生してました。
アキバのヨドバシ前ロータリーなんて人がパンパンで歩くのに苦労するような状態でした。
そんな事態にになっては黙っていないのが、警察や行政などお上の方々。
段々と取り締まりが強化され、見回りの頻度が高まり、段々とやりにくい状況が生まれていきました。
一応説明しておくと、この当時の路上ライブは殆どの演者が道路使用許可などは勿論とっておらず完全にゲリラ公演で、当然の事ながら違法行為です。
そうして路上ライブをする演者が減って行く中、最終的には『秋葉原通り魔事件』が起きた事により、秋葉原の歩行者天国がしばらく行われなくなった事をきっかけに路上ライブ全盛期は終演を迎えました。
その後は川崎駅前など取り締まりがゆるい場所へ移動して続けていた演者も一部いましたが、こちらも駅前再開発により壊滅状態へ。
その後台頭してきたのが劇場型のAKB48や今も各所で行われているライブハウスでのアイドルイベントですね。
ストリートに通っていたお客さんがかなりそちらに流れていました。
陰謀論的な視点でみると、あの取り締まりの強化はAKB劇場への集客を促す為だったのでは!?
なんて考えてみたりする事もあります笑
当時の熱気は本当に凄くて、そこかしこで自由に音楽が鳴っている状況はとても楽しかったです。
勿論先述の通りこれらは違法行為である事は間違いなく、興味の無い方の迷惑になっていた事も事実であり全てを肯定する訳ではありません。
法律遵守の上、何らかの形で無料や極力低価格で音楽やパフォーマンスを楽しむ事が出来て、新しいアーティストとの出会いの活性化が出来る場所をまた作りたいですね。